意表をつく面白さだった。もったいないばあさんの天国と地獄
子どもと一緒に図書館にいって、絵本を借りてきました。
それがこれです。
昔、少しはやりましたもったいないばあさん
そのばあさんが天国と地獄にいくお話。
じごくのそうべいみたいな話を考えていたのですが、全く違いました。
意表をつく面白さでした。
何が面白いのか。私達は地獄では罰をうけるところ。天国は幸せになれるところというイメージがあります。でも、この本では、地獄にいっても、天国にいっても同じ施しを受けます。
鬼もしくは天使が、人々に五右衛門風呂みたいに大きな鍋でスープを作り、ながーーーいスプーンで、みんなで食べるように伝えるというもの。
天国にいっても地獄にいっても同じ。
違うのはそこに集まる人でした。
地獄では、我先にスープを飲もうと争いました。争った結果、スープを飲もうとしてもスプーンが異様に長いのでうまく飲めません。
天国では、争うことなくそれぞれが協力しあって長いスプーンでスープをお互いに飲み合っていました。
天国と地獄でも同じ施し。
違うのは人々の行動や気持ち。人によって天国なのか地獄なのかが決きまる。
考えさせられる本でした。