すんどめソングとやりきりソング
世の何かには有名な曲。つい歌ってしまうような曲があります。
ミスチルやBzやスピッツがすごいなとおもいますのは、たいしてファンではないのに口ずさむことできるところです。スピッツなんてよくよく聞いてみたら歌詞の意味がわかりません。
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい
って、なんとなくイメージはわかりますが、なんとなくです。意味だけ見たらよくわかりません。言葉を聞いて頭に浮かぶイメージを、そっと掬い取ってつなげたような歌詞。ふしぎですね。
そんな有名な曲がいろいろありますが、よくよく考えたら、なんやねん。結局すんどめじゃんという曲を紹介したいと思います。
チェリー/スピッツ
サビのこの部分。
愛しているの響きだけで 強くなれる気がしたよ
見るだけで頭に音楽が流れてきそうな一節。
お気づきだろうか・・・・・
結局、愛しているだけでは強くなれなかったと言っていることを。。。。
愛しているという響きは、結局響きだけで、強さも響きだけだった、という歌詞ではないでしょうか。
はいーー
強くなれる気がしただけの寸止めでした。
では次に行ってみたいと思います。
次の曲
YHA YHA YHA/CHAGE&ASKA
つい口ずさんでしまう方は、想像がつく世代ですね。
盛り上がりのこの一節・・・・
今から一緒に これから一緒に殴りに行こうか
YAH YAH YAH YAH YAH YAH YAH
お気づきだろうか・・・
殴りに行っていない。
今から一緒に、、殴りに行く!ではなく、殴りに行こうかと疑問形です。
やるぞやるぞ。今からやるぞ!ヤーヤーヤー!(と素振り)
しかも一緒にいこうよ!
という、なぐるなぐるぞ。これからなぐるぞ!(まだなぶってないけど)
という寸止めソングです。
こんな歌詞をプロシュードが聞いたら『「殴る」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ」と怒られそうです。
はいーー
殴ったようで殴っていませんでした。
では次に行ってみたいと思います。
SAY YES/CHAGE&ASKA
この曲を聴くと武田鉄矢しか頭にでてきません。
はい、その一節。
何度も言うよ 君は確かに
僕を愛してる
SAY YES ・・・
何度も言うよ。何を「SAY YES」を。
お気づきだろうか・・・
もう少し砕けた表現をすると「頼むから好きっていってくれよぉ」ということでしょうか。つまり愛しているといわれてない。
はいーーーー
とてもきれいな歌声よメロディでうっとりしてしまいますが、よくよく考えたら愛しているといわれていない寸止めソングでした。
さて、世の中にはこういった寸止めソングがあります。
その反面、ごまかそうと思ってオブラートに包もうとして包み切れない曲もあります。
こわれかけのレディオ/徳永英明
思春期に少年から 大人に変わる~
という、これまた透き通る声の歌です。
タイトルが『壊れかけのレディオ』
歌いだしが「何も聞こえない 何も聞かせてくれない」
はいーーー
おきづきだろうか・・・・
すでに壊れています。
何も聞こえてこないというのは、壊れ「かけ」とごまかそうとしていますが、見紛うことなくこわれているでしょう。隠しきれていません。
はいーーー
今日は書くのが遅くなってしまったのか、いつもと違う気分で書いていました。
ありがとうございました。
そして日々は続く。