何かをすすめることは、何かを否定することなのかもしれない
世の中、生きていると色々なことをおすすめされています。
テレビをつければCMでいろんな商品がおすすめされています。
ライフハック、、生活の知恵的な技法がおすすめされています。
ふと、思うのですが、これらのおすすめは何かに変わり推す。ということは何かを推さない。つまりは、推さないものを否定していることになるのではないでしょうか。時に意図せず価値を下げたり、良くないと思わせてきます。
たとえば化粧品。アンチエイジング。年を取ることを否定しています。年を取ることを残念とする価値観です。否定するとは少し大げさな言い方かもしれませんが、ある年齢を超えると喜ぶ人は少なくなっています。
ライフハック。時間管理ができないやつは駄目。優先順位をつけれないのは駄目。色々あります。
一番私が気になっていますのが、「健康」についてのおすすめです。
健康でいたい気持ちはわかります。いつまでも元気な体は憧れです。それを維持するため、いろんな健康食品や健康器具、健康法は流行っています。kgやBMIなど、単位が増えると、それに纏わる商品が爆発的に増えます。
全ては健康であるため。
でも健康って難しい概念だと思うのです。
病院にいって、高血圧の治療をしていても食欲もあり、趣味があり毎日が楽しい人は自分のことを健康を思っているかもしれません。
健康が不健康ではないことを肯定することだとしましたら、不健康であることは否定されているのかもしれません。
否定すると、明言していることでないかもしれませんが、優遇されない、歓迎されないとう静かな否定はあるかもしれません。
健康でない人、、例えば障害者への眼差しをみても歓迎しない風潮はあります。近所の人として、メディアでみて、友達として、歓迎しないまでも回避したりする気持ちはあるかもしれません。自分の子どもに障害があったら、と悩む親御さんもいらっしゃるでしょう。
なんだか、健康が一定の数値の間にハマることを差し、そこから外れることを不健康というのであれば、これから年をとったり病気になったり、障害を持ったりすることが怖いなと思いました。社会をそれをあまり歓迎しない構造になっていると感じるからです。それらの状況になるのが怖いというより、社会から望まれない状態になるということに、歓迎されない感に怖さを感じています。
綺麗事かもしれませんが、そうじゃ無い社会の方が良い意味で面白いと思いました。
それでも日々は続いていきます。